筆不精王カクが書く 渾身の一筆ブログ!!
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ゴールデンウィークに初めて屋久島を訪れた。
テントを担いで山の中を2泊3日。
日本最南端の百名山「宮之浦岳」と「縄文杉」と「白谷雲水峡」をつなぐ縦走。
屋久島の山々の頂には丸い花崗岩が掲げられ、その独特で不思議な風景を楽しみながら山を登る。
屋久島の白谷雲水峡と言えば宮崎駿監督の映画『もののけ姫』に描かれる「シシ神の森」のデザインの元になっていることでも有名な場所。
宮崎監督の作品が好きなワタクシとしては、一度は必ず訪れたい場所の一つでした。
その山々を歩きとても印象的だったのは木がとても大きなこと。
その多くが苔むし、節くれ、ねじれ、他の木と合わさり一つとなり、空に向かい伸びている。
言葉では伝えにくいが、その姿にはただの木などではなく、何か神々しささえ感じさせる。
主だ。
それは長い年月を生き、大きくなり、叡智を蓄えた木の長老。
まさに木の主であり森の主だ。
映画『もののけ姫』にも、森の神々として大きな獣の主たちが登場する。
大山犬のモロ
大イノシシの乙事主(おっことぬし)
立派な角の鹿のシシ神
大きな木々を見て思う。
ああ、そうなんだ。
この大きな木の森の主たちが、映画の中の大きな森の神々のイメージの元になったんだ。
そう言えば昔はいろんな所に主がいたように思う。
池には主と呼ばれる大きな魚がいたし、山にも主と崇め恐れられる大きな動物たちがいたのだろう。
知らず知らずのうちに姿を消していった主たち。
敬いを忘れた我々が、自然を壊し、彼らが住む場所をとり上げ、釣り、狩り、追い詰めていったのだろう。
人を遠ざけ屋久島の山々に残った森の主たち。
しかしここでもまた人が群れなし、我先に主と写真に納まろうと殺到する。
『もののけ姫』でも解決し難いテーマとしてとりあげられている「人と自然の共存」。
共存叶わぬとしても、せめて感謝と敬いの心は忘れまい。
そんな思いで森の中を歩いた屋久島縦走でした。
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プロフィール
名前:カク
趣味:トレッキング、旅行、映画鑑賞、読書など多岐に渡るが全て浅い。
自己紹介:
旅行会社やってます。趣味はトレッキング。体力なくてキビシかったりもするが、やっぱり山はイイ!!
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