プロフェッショナル

今晩NHKで「プロフェッショナル～仕事の流儀～　イチロースペシャル」の放送があった。

周囲から毎シーズン200本安打の達成を当たり前に思われている事へのプレッシャーと、そのプレッシャーから逃げずに向き合って闘うイチローの姿。
今シーズン、首位打者のタイトルをめぐり、わずかな差で残り試合ギリギリまで争うイチロー。
その派手さはあまりないがストイックな姿の内面に、凄まじい気迫が伺える。

「ファンは生活の一部の時間を使って見に来てくれているのでしょ。
だったらその期待に応えるために、僕も自分の生活の一部を犠牲にしなくてはいけない。」

結局、残り2試合の打席で凡打した時点で首位打者争いに敗れたことが決定的に。

その裏の守備に付くイチローの目にうっすらと浮かぶ涙。


プロフェッショナルであるということ。


それはかくも厳しく、かくも美しいものなのか。


あまりに圧倒的な決意を目の当たりにし、ボクはただ絶句する。



カク

才能は生まれながらにヒトを選ぶ

今日は以前の会社で一緒に働いていたメンバーと呑みに行った。
久しぶりの顔ぶれもあり懐かしい。
多くが会社を去り違う道を選んだメンバーだ。
お互いの現状報告を聞いたりしながら酒をすすめる訳なのだが、ワタクシが最近起業したこともあり、結構皆と仕事の話になる。

顧客密着型の現場営業の重要性を聞かせてくれたＫくん。
まだまだやりたい仕事のアイデアが湧いてくると話す起業家肌のＩくん。

ヤリ方は全く違うが、ふたりともスゴイ才能を持ち合わせてる。
一番スゴイと思うのは、ふたりとも自分の得意とする能力を認識したうえで、その能力を最大限に活用している点だ。
その分、話もリアルで迫力がある。

会社を辞めて起業してから最近まで、ワタクシは自分に無い能力にあこがれ、その能力が無いことを自分の欠点であると思っていた。
だから、あえて自分の一番得意なヤリ方にフタをして、今持ち合わせていない能力を得ようともがいていた。
だが、このふたりは自分の得意な能力にプライドを持ち、それを更に極めるべく切磋琢磨している。

そうなんだな。
足の速いヤツは走る足を。
絵のうまいヤツは描く腕を。
それを極めてようやく勝負の世界の入り口に立つことが出来る。

私の得意とする能力。
その才能をどう生かすかを考えて、ようやく土俵に立つことが出来るのだろう。


これからはワタクシも十二分に私のチカラを駆使しよう。