バリア

今日は大学時代のサークル後輩メンバーと恒例の年末忘年会。
で、例年通り「梅田ビックマン前」で待ち合わせ。

そこは待ち合わせをする人だかりの山。
一面をビッシリ埋め尽くすヒト・ヒト・ヒト。

以前海外旅行中に思ったことがある。

ほとんどどのヒトとも労せずコミュニケーションがとれる国は日本だけじゃないのかと。
みんなが同じ言葉を話し、違う言葉を話す外国人が極端に少ない国、ニッポン。

ほとんど誰ともスムーズにコミュニケーションがとれず苦労していた外国で、その素晴しさに思いを馳せた。


「帰ったら出会うみんなといろんなことを話したい。」


しかし、日本は不思議な国だ。

なんとなく、知らないヒトとは話しにくいようなバリアーがある。

すごく近くにいるのに、無関係なヒトたち。

淋しさもカンジるがこれが当たり前。


「来年は、せめて少しでも機会があったヒトには積極的に話しかけてみよう。」


押し黙って待ち合わせのみんなを探しながら、ココロに誓うワタクシでした。

古本買うならモズブックス

クリスマスですねぇ。
クリスマスに縁のないワタクシは、今日はウチにこもって年賀状書き。
のはずが、デザインがなかなか思いつかなくてまだ終わってないんですよね。
また今年もギリギリになってから苦しみそうです＾＾；

ところで話は変わるのですが、昨日クリスマスイブに友人が、インターネットの古本屋さん「モズブックス」をオープン（プレオープン）しました。

店主の松村さんとは、高校時代に同じクラスで、今でもワタクシの数少ない親友のヒトリ。

カレとは高校卒業後も、進路や仕事や自分たちの在り方といった、若くて青臭い話を、よく夜な夜な喫茶店などで熱っぽく交わしたものです。

今振り返れば、ワタクシが会社を辞め自分たちの会社をつくる道を選んだことと、カレが会社を辞め自分のお店を持つ道を選んだことは、あの喫茶店で語り合っていた頃から必然であったように思います。

茶道と盆栽と古本収集という少し変わった趣味を持つカレがいつも貸してくれた本は、普段自らはあまり手に取らないようなものが多いのですが、読み終わると何かしらモノの見え方や考え方が変わるような奥深い内容のものが多かったように思います。

書物は錆びない知識の遺産である。

ぜひ立ち寄ってみてください。




モズブックス　
http://mozubooks.com/

才能は生まれながらにヒトを選ぶ

今日は以前の会社で一緒に働いていたメンバーと呑みに行った。
久しぶりの顔ぶれもあり懐かしい。
多くが会社を去り違う道を選んだメンバーだ。
お互いの現状報告を聞いたりしながら酒をすすめる訳なのだが、ワタクシが最近起業したこともあり、結構皆と仕事の話になる。

顧客密着型の現場営業の重要性を聞かせてくれたＫくん。
まだまだやりたい仕事のアイデアが湧いてくると話す起業家肌のＩくん。

ヤリ方は全く違うが、ふたりともスゴイ才能を持ち合わせてる。
一番スゴイと思うのは、ふたりとも自分の得意とする能力を認識したうえで、その能力を最大限に活用している点だ。
その分、話もリアルで迫力がある。

会社を辞めて起業してから最近まで、ワタクシは自分に無い能力にあこがれ、その能力が無いことを自分の欠点であると思っていた。
だから、あえて自分の一番得意なヤリ方にフタをして、今持ち合わせていない能力を得ようともがいていた。
だが、このふたりは自分の得意な能力にプライドを持ち、それを更に極めるべく切磋琢磨している。

そうなんだな。
足の速いヤツは走る足を。
絵のうまいヤツは描く腕を。
それを極めてようやく勝負の世界の入り口に立つことが出来る。

私の得意とする能力。
その才能をどう生かすかを考えて、ようやく土俵に立つことが出来るのだろう。


これからはワタクシも十二分に私のチカラを駆使しよう。

故郷

今日、久しぶりに以前勤めていた会社を訪れた。
近頃、ほとんど外出せず、ほとんどヒトに会わず、事務所にこもりっきりの日々が続いていた。
その反動か、到着するなりいつもより高いテンションでヒトリ喋りまくっていたように思う。
みんな忙しそうにはしていたけども、そんなワタクシに対して以前と変わらぬように話し相手をしてくれた。

帰り際にふと思う。
「故郷」というカンジはこんなカンジなのではないだろうか。
こんなに自分の居場所だとカンジれる場所は、そうはないだろう。

会社を辞めたワタクシに残ったもの。
それはヒトとのつながりなのでしょう。

本当に大切なものだと心から思う。

お酒は愉しむ為にある

兵庫県尼崎市で、酒酔い運転の車が歩行者やタクシーに次々と衝突して3人が死亡した事故で、懲役23年を言い渡されたと、今夜のニュースで流れてました。
事故を起こした当人は「いかなる刑にも服する姿勢を示し、反省と謝罪の弁を述べている」ということらしい。

多分、そんな悪いヒトではないのだろう。
ひょっとすると気さくなオジサンなのかも知れない。
人付き合いのイイ元気なオジサンなのかも知れない。

でも結果は3人の尊い命を奪ってしまった。
もちろん故意じゃないだろうし、到底そんなつもりではなかったのだろうに。

全ては「飲酒運転」に対する危機意識の低さ、自らの甘えが招いた結果。

3人の生きる時間を奪い、遺族に深い哀しみを与え、自らも犯罪者として20年以上も自由には生きられなくなってしまった。

誰もが不幸。

「チョットくらい。」
「ダイジョウブ。」

そんな甘えがとてつもない不幸を撒き散らす。

年末。
お酒大いに飲めばイイ。
お酒は愉しむ為にある。
でも絶対に絶対に運転はしない。

撒き散らした不幸は二度と元には戻らないのだから。
失った幸せは二度とは取り戻せないのだから。